あなたの会社に訪問シリーズ。
今回訪れたのは
秋葉原駅から程近いオフィスビルに本社を構える
クラスメソッド株式会社様。
今回インタビューに答えて頂くのはこちらの方々。

AWSコンサルティング部
マーケティング/採用/購買調達
嵩原 將志 様

AWSコンサルティング部
ソリューションアーキテクト
大栗 宗 様

AWSコンサルティング部
ソリューションアーキテクト
城内 秀仁 様
インタビュアーは、珍しく真面目モードの本並と、エンジニアの中丸が担当致しました。
-------ありきたりではございますが、クラスメソッド様について教えて下さい。
嵩原さん:『“ブログの会社”ということはみなさんご存知かと思いますが、元々は業務系 RIA 構築から
始まっております。その後 AWS が出てきて、こちらでもお仕事をするようになりまして。』
始まっております。その後 AWS が出てきて、こちらでもお仕事をするようになりまして。』
-------という事は、最初はAWSを扱える人はいなかった?
嵩原さん:『そうですね。最初はいませんでした。そこで、 AWS のブログで
情報を発信することによって AWS を扱える人材が集まってくるのではないかと考え
“Developers.IO” が始まりました。』
情報を発信することによって AWS を扱える人材が集まってくるのではないかと考え
“Developers.IO” が始まりました。』
-------実際始めてみて、どうでしたか?
嵩原さん:『やはりブログのおかげで AWS をやりたいですとか、
iOS、Android をやりたいという人が増えてきましたね。』
iOS、Android をやりたいという人が増えてきましたね。』
-------人材集め以外にも、ブログの効果というのはありましたか?
嵩原さん:『効果と言いますか、元々の目的が人材集め以外にもありまして。
大きく 3つ、まずは最新の情報を発信、そして社内での情報共有、
更に学習効率の向上、というのが目的にありました。』
大きく 3つ、まずは最新の情報を発信、そして社内での情報共有、
更に学習効率の向上、というのが目的にありました。』
-------ひとつのブログ記事の中に、いろいろな意味が込められていたわけですね。
-------ちなみに、現在も人材の募集はされているのでしょうか?
大栗さん:『絶賛、募集していますね。』
-------どんな人材が求められているのでしょうか?
嵩原さん:『採用の面から言うと、技術が好きな人ですね。会社側からあれこれ指示されなくても、
スキルアップのための勉強や資格の取得を率先してできるというのは重要ですね。
そういった方であれば、性格とか人生背景というのは問わないです。
AWS エンジニアを希望されるのであれば、AWS についてある程度のスキルがあるのは
望ましいですが、入社後に自分で学習してスキルアップができる方であれば大丈夫です。』
スキルアップのための勉強や資格の取得を率先してできるというのは重要ですね。
そういった方であれば、性格とか人生背景というのは問わないです。
AWS エンジニアを希望されるのであれば、AWS についてある程度のスキルがあるのは
望ましいですが、入社後に自分で学習してスキルアップができる方であれば大丈夫です。』
-------なるほど。自己成長力が重要なわけですね。
-------募集人数なんかは決まっているのでしょうか?
嵩原さん:『特にいつまでに何人採用する、というのは決まっていないですね。
私達が一緒に働きたいと思える人がいれば都度採用しています。
幸い離職率も低いと思いますし、これまでのところは順調にきていると思います。
私達が一緒に働きたいと思える人がいれば都度採用しています。
幸い離職率も低いと思いますし、これまでのところは順調にきていると思います。
----- AWS チームの方は、特に定着率が高いと聞いたことがあります。
嵩原さん:『まぁ、 AWS のチームが出来てまだ3年ですので‥。』
-----いや、すごいです…。個人に裁量が任されているという話もよく聞きますしね。
-----でも個人の裁量というのは、仕事が大きくなればなるほど難しくなると思うんですが
どううまくまわしているのでしょうか?
どううまくまわしているのでしょうか?
大栗さん:『組織で何かをしているというよりは、セルフマネジメントも含めて個々の社員の判断を
信頼して任されています。仮に誰かの仕事量が増えて”これ以上は無理です”と
アラートを出したとして、その無理という判断を信頼するんですね。そういったアラートをだしても
ネガティブに捉えられないという共通認識と、お互いの信頼関係で成り立っています。』
信頼して任されています。仮に誰かの仕事量が増えて”これ以上は無理です”と
アラートを出したとして、その無理という判断を信頼するんですね。そういったアラートをだしても
ネガティブに捉えられないという共通認識と、お互いの信頼関係で成り立っています。』
-----なるほど。無理な時ははっきり無理と言えるわけですね。つまり組織自体がフラットという事なのでしょうか?
嵩原さん:『社長、部長を含めてかなりフラットだと思います。社長である横田が
いわゆる社長!という感じではなくて、仲間として一緒に仕事をすることを大事にしています。
そういった人柄なので、チャットでも面と向かってでもガンガン突っ込まれたりしていますね。』
いわゆる社長!という感じではなくて、仲間として一緒に仕事をすることを大事にしています。
そういった人柄なので、チャットでも面と向かってでもガンガン突っ込まれたりしていますね。』
-----上下分け隔てなく、自分の意見が言えるというのはとても魅力的ですね。
嵩原さん:『うちの会社のアピールポイントのひとつだと思っています。
社内はなるべくフラットに、カジュアルな雰囲気を作っているので
コミュニケーションに対しての壁がなく、仕事をする上でかなりプラスになっていますね。』
社内はなるべくフラットに、カジュアルな雰囲気を作っているので
コミュニケーションに対しての壁がなく、仕事をする上でかなりプラスになっていますね。』
-----社長である横田さんの性格が、そのまま会社の雰囲気になっているわけですね。
-----しかも100人規模でそれが出来ているというのがまた凄いです。
大栗さん:『もちろんチームごとの色というのはありますが、その中でも AWS チームは
極めてフラットですね。年齢のせいもあるとは思うんですが、
ある程度の経験と能力のある人材が集まっているからだと思っています。』
極めてフラットですね。年齢のせいもあるとは思うんですが、
ある程度の経験と能力のある人材が集まっているからだと思っています。』
-----求める人材と実際の採用がぴったりとはまっている証拠ですね。
-----これもブログ効果なのでしょうか?
嵩原さん:『ブログの効果はだいぶありますね。ブログを見て応募してきた方と、
見ないで応募してきた方とでは採用率が全く違いますし。』
見ないで応募してきた方とでは採用率が全く違いますし。』
-----全く、ですか。
嵩原さん:『はい、桁が違います。ブログを見て応募された方は、クラスメソッドが
どういった会社でどんな技術をやっているのかということをある程度理解されています。
その上で入ってきているので、仕事の内容や組織の文化にも合うんじゃないかと思います。』
どういった会社でどんな技術をやっているのかということをある程度理解されています。
その上で入ってきているので、仕事の内容や組織の文化にも合うんじゃないかと思います。』
-----確かにブログを見るということは、ブログを書く習慣もある可能性は高そうですね。
大栗さん:『ブログも業務の一部なので、ブログが書きたいというのは仕事の意気込みでもありますからね。』
嵩原さん:『SUPINFさんもブログたくさん書いてますよね?』
-----そうです、ね…。
城内さん:『仕事をする上で、楽しんでできる環境です。社内で何か新しいことを始める場合に
よくあるビジネスモデルがあったとしても、おもしろいと思わなかったら別の方法を探して
それが今までやったことのないやり方であっても、楽しめそうならその方法でやっています。
楽しいをベースに動ける環境はとてもいいです。』
よくあるビジネスモデルがあったとしても、おもしろいと思わなかったら別の方法を探して
それが今までやったことのないやり方であっても、楽しめそうならその方法でやっています。
楽しいをベースに動ける環境はとてもいいです。』
-----仕事が楽しいのは、重要ですよね。
-----ちなみに城内さんも、社長である横田さんにはけっこうがっつり物申しているんですか?
-----ちなみに城内さんも、社長である横田さんにはけっこうがっつり物申しているんですか?
城内さん:『だいぶはっきり言ってますね。僕なんかは技術力で言ってしまうとすごく下の方なんですけど
好き勝手にやっても叩かれないですし、むしろやりたいことがあれば横田に直接話をして
やらせてもらっています。横田が提案してきたことがあってもいまいちだと思ったら、はっきり言いますし。』
好き勝手にやっても叩かれないですし、むしろやりたいことがあれば横田に直接話をして
やらせてもらっています。横田が提案してきたことがあってもいまいちだと思ったら、はっきり言いますし。』
-----嵩原さんのお話にもありましたが、まさに仲間という感覚ですね。
城内さん:『そうですね。良いと思った考えをきちんと伝えることができるのは
横田がきちんと耳を傾けてくれるからなので。』
横田がきちんと耳を傾けてくれるからなので。』
-----ちなみに城内さんも技術大好き!という感じなのでしょうか?
城内さん:『いや、僕は他のメンバー程テッキーな訳でもなくて、技術大好き!というのとも
ちょっと違っていて。もちろん、ある程度は技術好きでやってはいますが、
会社の文化が好きでこの会社にいるという方がしっくりきますね。』
ちょっと違っていて。もちろん、ある程度は技術好きでやってはいますが、
会社の文化が好きでこの会社にいるという方がしっくりきますね。』
嵩原さん:『城内は謙遜してますけど、入社の際の実技試験では、歴代最速でクリアしてますからね。』
-----実技試験があるんですか…。私には無理だ…。
-----城内さんにしてみたら、楽勝な実技だったんでしょうか?
-----城内さんにしてみたら、楽勝な実技だったんでしょうか?
城内さん:『いやいや、そんなことないです。試験の内容が知らされてから実際の実技までに少し日数があるんです。
なので、自分の技術では足りない部分は補ってから試験を受けました。実技試験当日は
エンジニアである社員の方々がずらりと並んでいる会場で行うので緊張しました。』
なので、自分の技術では足りない部分は補ってから試験を受けました。実技試験当日は
エンジニアである社員の方々がずらりと並んでいる会場で行うので緊張しました。』
-----その緊張の中一番にクリアしているのは、やはり技術力が高いのでは?
城内さん:『僕はたまたまミスることなくできただけです。本当に偶然ですね。』
-----じつに謙虚でいらっしゃいますね。
大栗さん:『まぁ、なーんにもアクシデントが起こらなくて、つまらなかったんですけどね(笑)』
城内さん:『後々、“つまんなかった” って言われました(笑)』
大栗さん:『何もおもしろいことが起きずに、淡々とこなしていたんで(笑)』
-----せっかくなので、試験をそつなくこなすコツを教えて頂けますか?
城内さん:『途中でハマってしまうと、けっこう厳しいツッコミが入って、それがプレッシャーになって
またミスをしちゃったりするので、事前準備をぬかりなく行うことですかね。』
またミスをしちゃったりするので、事前準備をぬかりなく行うことですかね。』
-----実にきちんとされていますね。
-----そういえば、城内さんもブログを見て入社されたのでしょうか?
-----そういえば、城内さんもブログを見て入社されたのでしょうか?
城内さん:『僕の場合は、前職でも AWS を使いだしていたんですが、転職を考えた時に
AWS をもっとやりたいと思い、色んな企業を比較しました。その時にブログを見ましたね。
でも一番の決め手となったのは、横田の人柄なんです。僕は会社のトップの考え方を
とても重要視しているので、横田のインタビュー記事を読んでこの会社に入りたい!って思いました。』
AWS をもっとやりたいと思い、色んな企業を比較しました。その時にブログを見ましたね。
でも一番の決め手となったのは、横田の人柄なんです。僕は会社のトップの考え方を
とても重要視しているので、横田のインタビュー記事を読んでこの会社に入りたい!って思いました。』
-----実際入社してみて、イメージしていた人物像とのギャップはなかったのでしょうか?
城内さん:『全くないですね。横田は裏表もなく、インタビュー記事そのままの人でした。』
-----皆さんのお話から、どれだけ横田さんが慕われているかということが存分に伝わってきますね。
-----そういえば、少し前までは商用のソフトウェアを中心にお仕事をされていたと思うんですが
そこからオープンソースにも触れるお仕事に変わってみていかがでしたか?
-----そういえば、少し前までは商用のソフトウェアを中心にお仕事をされていたと思うんですが
そこからオープンソースにも触れるお仕事に変わってみていかがでしたか?
城内さん:『良かったですね。弊社はもともと受託開発を
やっていたんですが、そこから AWS に舵を切っているので。』
やっていたんですが、そこから AWS に舵を切っているので。』
-----一気に方向転換して大変だったのでは?
城内さん:『もちろんそれによって大変だったこともあったようなんですが、結果的には対企業様との信頼関係が
より深まって、弊社とお客様、それぞれが役割を線引きした上で仕事ができるようになりましたね。
これは、他の会社さんとは一線を画しているところでもあると思います。
例えば、常駐して何でもやりますよ、っていう提案はしていないです。』
より深まって、弊社とお客様、それぞれが役割を線引きした上で仕事ができるようになりましたね。
これは、他の会社さんとは一線を画しているところでもあると思います。
例えば、常駐して何でもやりますよ、っていう提案はしていないです。』
-----常駐等は行っていないという事なのですね。
城内さん:『お客様も弊社の方針を理解してくださっているので、
スムースにいっていますし、それが、SI エンジニアのあるべき姿だと思っています。
常駐しての仕事というのは、一時的にはいいと感じるかもしれないんですが、長い目で見ると
金銭的な面ですとか、企業の成長という意味での悪循環が生まれてくるので、
お互いにある程度の範囲を決めて仕事をするということは、win-win の関係であると思っています。』
スムースにいっていますし、それが、SI エンジニアのあるべき姿だと思っています。
常駐しての仕事というのは、一時的にはいいと感じるかもしれないんですが、長い目で見ると
金銭的な面ですとか、企業の成長という意味での悪循環が生まれてくるので、
お互いにある程度の範囲を決めて仕事をするということは、win-win の関係であると思っています。』
-----まるで、社長と話をしているかのような錯覚を覚えました。
-----エンジニアの方一人一人が、会社の方針に納得して仕事ができるというのは、実に素晴らしいですね。
-----エンジニアの方一人一人が、会社の方針に納得して仕事ができるというのは、実に素晴らしいですね。
大栗さん:『そうですね。我々はプロフェッショナルとしての価値を、お客様に提供するというスタンスで
仕事をしているんですが、お客様もその価値を認めてくれた上で仕事のやりとりができているので
ひじょうに仕事がしやすいですね。色んなやり方があると思うんですがAWS チームでは、
必要なものを必要なだけ提供するという形をとっているので仕事の調整もしやすくなっています。』
仕事をしているんですが、お客様もその価値を認めてくれた上で仕事のやりとりができているので
ひじょうに仕事がしやすいですね。色んなやり方があると思うんですがAWS チームでは、
必要なものを必要なだけ提供するという形をとっているので仕事の調整もしやすくなっています。』
-----つまりは、個人の裁量に任せるということなのですね。
大栗さん:『スケジュール調整さえきちんとできれば、好きに休んでも良いと思ってます。』
城内さん:『お客様との関係作りも個人の裁量で調整しているので、
定時で帰ることも出来ますし、ブログを書く時間も持てるんですよね。』
定時で帰ることも出来ますし、ブログを書く時間も持てるんですよね。』
-----採用後の定着率が高いのも、うなずけますね。
-----続いては皆さんの関係性を伺います。
-----皆さんで集まって飲みに行ったりすることもありますか?
-----続いては皆さんの関係性を伺います。
-----皆さんで集まって飲みに行ったりすることもありますか?
嵩原さん:『3か月に1回全体会議があるので、そこで集まって、終わった後に飲みに行ったりとかしますね。』
-----みなさん、仲は良い感じで?
嵩原さん:『そうですね。休みの日までべったり一緒にいることはありませんが、
仕事中は和気あいあいとしています。 程よい距離感ですね。』
仕事中は和気あいあいとしています。 程よい距離感ですね。』
大栗さん:『チームのチャットでもよく雑談してます。もちろん
仕事のことも話しますが、半分以上は雑談かもしれないですね。』
仕事のことも話しますが、半分以上は雑談かもしれないですね。』
-----チャットって雑談が生まれやすいですよね。
大栗さん:『あと、リモートで仕事してる人とか、札幌だったり、ベルリンだったり、シアトルだったりに
人が散らばっているので、チャットで雑談してコミュニケーションをとるようにしています。』
人が散らばっているので、チャットで雑談してコミュニケーションをとるようにしています。』
城内さん:『気持ちの上での上下関係もあまりないですし、歳の差もあんまり気にしてないですし、
仕事をするうえでの距離はきちんと保ちながら、楽な感じでやってます。』
仕事をするうえでの距離はきちんと保ちながら、楽な感じでやってます。』
-----どこまでもプロフェッショナルですね。
-----ところで、クラスメソッド様と言えば、毎年行われる re:Invent でのブログラッシュが有名ですが
あれは皆さん寝ずに頑張っているのでしょうか?
あれは皆さん寝ずに頑張っているのでしょうか?
大栗さん: 『いや、ちゃんと寝てますよ。あれって午前中に新サービスとかが発表されるじゃないですか。
なので、そのままブログを書けば、昼間のうちにアップできますからね。』
なので、そのままブログを書けば、昼間のうちにアップできますからね。』
-----。。。。。。。。。。
嵩原さん:『城内さんは行かれたんですっけ?』
城内さん:『いや、re:Inventは遠慮しておきます。』
-----なぜですか?私行きましたけど、楽しかったですよ??
城内さん:『いやー…だってみんな普通にブログ書いてますけど、スピード命で
書かなければならないじゃなですか。それだったら、日本で業務をこなしながら
機能検証とかをやっていた方が落ち着いた生活ができますもん。』
書かなければならないじゃなですか。それだったら、日本で業務をこなしながら
機能検証とかをやっていた方が落ち着いた生活ができますもん。』
大栗さん:『正しい(笑)』
城内さん:『いくら発表が午前中といえども、セッション聞きながらその場でガンガン記事書いて
発表が終わったと同時にアップするのはきついですよ…。』
発表が終わったと同時にアップするのはきついですよ…。』
-----正直、 re:Invent に行っている日本人の多くが観光気分の要素を強く含んでいると思っているんですが
クラスメソッドの皆様は、朝一で集まってミーティングしているのを見て、背筋が凍りました。
クラスメソッドの皆様は、朝一で集まってミーティングしているのを見て、背筋が凍りました。
大栗さん:『それは、朝食の時の話ですね。朝食はミーティングの時間でもあるので。』
-----うちなんて、グランドキャニオンに行って帰ってきただけという説もありますからね。
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後半に続く。。。